きれいな歯には虫歯も歯周病も発生せずに歯を一生保つことが知られていますが、どのように歯をきれいにするのかが問題でやりすぎると歯を削ってしまいます。
たまに、歯磨き指導もされたことがない患者さんが歯石を取って下さいと来院されることがありますが、そんな時、私は言葉を失ってしまいます。
何故ならば、歯石除去を毎月行っていたら、歯は相当に削られてしまい無くなってしまうからです。
そこで、以前から注目して興味があったスイスメードのエアフローマスターピエゾンを導入しました(上の写真)。
この機器の素晴らしいところは歯や歯肉を痛めることなく、病原性プラークを除去出来ることです。
車でも、毎日硬いブラシを使って磨いていたら塗装が剥げますね。
今までの歯石除去、スケーリングは少なくとも歯を削ってしまい、歯肉にも傷をつけていたので、どのタイミングで清掃をするか?
また、どのくらいの頻度でいつやればよいか?やりすぎないで病原菌を除去することが難しい問題でした。
しかし、このエアフローはこれらの問題を解決してくれます。
歯・歯肉にダメージを与えないのです。クリーニングしても歯は削れないのです。
理由は極細かい粒子、25ミクロンのグリシンのパウダーを吹き付けて歯を清掃するからです。
グリシンはアミノ酸の一種なので、生体にたいしても安心です。
インプラントの周囲をメインテナンス、清掃出来る世界で唯一つの器械です。
インプラント周囲炎を起こした場合にも有効です。インプラント周囲炎を起こした場合のオペにも使えます。
メインテナンスに定期的に来院される患者さんは楽しみにしていて下さい。