昨日 一昨日は6/16,6/17はDental Arts Academyという研修施設でフランスから来日されているパリ大学准教授であられますコシェット先生の「外科的歯内療法のすべて」という研修会に参加して参りました。

 

 

 

コシェット先生は1987年にパリ大学医学部を卒業されその後歯科医師のライセンスを取得され医師と歯科医師のダブルライセンスをお持ちの先生です。

元フランス歯内療法学会の会長でAAE(アメリカ歯内療法学会)でも先生の業績を評価されています。

 

フランスでは2500人いる医師の卒業生のうちデンタルスクールに入れる人は40人しかおらず、その位歯科医師になるのは狭き門であるそうで驚きです。

そして、コシェット先生は歯内療法・根管治療の分野で世界で初めてCTを使用して治療を行った歯科医師で30年以上の長期に渡って患者様の経過を追跡しています。(1987年以来CTを使用して根管治療を行っている)

 

歯科医師だけではなく医師の資格を持っておられる先生なので歯科治療でも命に関わる偶発症も起こり得るというお話や症例を拝見出来て非常に勉強になりました。

 

また、コシェット先生はエルビウムヤグレーザーを臨床に多用されているので、その治療法をダイレクトに質問が出来て有意義でした。

このような情報は清書には書いていないので少人数の研修会でしたのでラッキーでした。

 

最後にコシェット先生のおっしゃったことが印象的でした。

 

歯科医師・耳鼻咽喉科医・口腔外科医はそれぞれの分野の壁があり歯科医は耳鼻科のことは知らないし耳鼻科医は歯科のことは知らない。

それぞれの壁を取り払って勉強することが重要ですとおっしゃっていました。

 

多くの情報と勉強が出来てラッキーな2日間でした。