こちらの患者さんは長年歯を入れなかった為に、上の歯が伸びてきています。左下にインプラントを埋入しましたが、このままではインプラントの上部構造を入れるスペースがありませんので、上の歯を削りクラウンにしなければなりません。
やはり歯を抜きっぱなしに放置すると後で余分な治療をしなければならないことになります。
それから骨は抜歯後1年で0.5mm吸収する(溶ける)と言われているので、早期にインプラントを入れて荷重することで骨の吸収を抑えることができます。オペ後6週でインプラントの頭を出して上部構造の製作に取り掛かります。
日本歯周病学会歯周病専門医 吉川英樹 拝