歯医者選びはよく、お見合いより難しいと言われます。
歯科医師A
治療にかかる時間が長く、治療後に痛みが出た。
治療費も高く、1日の患者数は少ない。
歯科医師B
治療があっという間に終わり、治療後の痛みも無い。
治療費も安く、1日の患者数も多い。
一般の方に「技術的に優れているのはどちらの歯科医師だと思いますか?」という質問すると、ほとんどの人がBと答えると思います。
ところが歯科医師に聞いてみるとAと答えると思います。
歯科医師は丁寧に治療を行えば、治療に時間がかかるのは当たり前と思っていますし、根管治療を徹底的に行えば治療後に痛みが出るのは珍しいことではないし、出来るだけ歯の神経を残そうとしたからだとも考えられます。ちゃんとした治療をしようと思ったら1日何人も患者を診ることは不可能なので患者数は少なくなり、治療費が高くなるのも当然だと思っています。
また、オペをすれば痛むのは当然であり、患者さんを思って歯科医師は歯周病のオペをしなければなりませんし、埋伏している親知らずもそのまま放置せず抜歯しなければなりません。
歯科医師選びは難しい。
日本歯周病学会歯周病専門医 吉川英樹 拝
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