今年の花見は寒い日が多く、晴れ間が少なく天候不順な天候で残念でしたね。
さて、皆様、スリーウェイシリンジをご存知ですか?
歯科医師や歯科衛生士が歯を洗浄したり乾燥するのにとても大切なインスツルメントです。
どなたでも歯を治療するときにシュっと歯を乾燥された経験があるはずです。
写真で黒く見える器具がスリーウェイシリンジの先端部分です。
これは、3つの機能があります。
①空気・エアーが出て歯を乾燥させる
②水が出て歯を綺麗に洗い流す。
③空気と水がミックスして霧が出てくる。
このスリウェイシリンジの先端のインスツルメントを患者さんごとに取り換えることはとても重要です。
これは歯肉・歯・舌・唾液に触れる可能性があるのでB型肝炎などの感染症を次の患者さんに移してしまう可能性はあると思います。
そのために患者さんごとにこれを取り換えなければなりません。
患者さんをチェアに迎い入れるたびにチェアをアルコールを拭き、排唾感、バキュームチップ、スリーウェイシリンジ、基本セットを用意して術者の手が触るところをラッピングしなければ院内交差感染を起こす可能性がありますので当然のことですがこれらの器具はdisposableのものか、完全に滅菌されたものでなければなりません。
それからもう一つとても重要なことがあります。空気の質、水の質がとても重要です。
歯科医院の構造は機械室を持っていて、ここにはバキュームとコンプレッサーが同居しています。
患者さんの口腔内からバキュームで吸引されたものは機械室で濾過されます。そして機械室の空気はコンプレッサーで圧縮されてスリーウェイシリンジを通して患者さんに使用されます。そのため、機械室にはエアクリーナーを設置することが大切なのですが、法律で義務付けられているわけではなく管理は各医院で大きく異なっています。
オペの時にこれらの水・空気を使わないのは当然です。完全に滅菌(細菌・ウィルスをゼロにする)されていないからです。
皆様が治療を受ける時にスリーウェイシリンジがどのように扱われているか観察して下さい。受けている治療の質が良く解ると思います。
日本歯周病学会歯周病専門医 吉川 英樹 排