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机の中を整理していたら、以前に友人から貰った韓国のYe歯科医院(イエ歯科医院)
のPark Inchool(パク・インインチュル)さんの経営の講義内容を見つけました。
ぺ・ヨンジュンをはじめ多くの韓流スター達がイエ歯科医院に通っているそうです。
韓国で歯科医院のイメージを革新した歯科医師です。

 

 

日本人には馴染まないかも知れませんが興味深いことが書いてありましたのでご紹介します。
パク・インチュル先生がこのように言っています。
私達が宿泊するホテルでも色々なランクのホテルがあります。
例えば、旅館、モーテル、3星ホテル、5星ホテル色々だと思います。
それぞれ、Feeが異なります。

 

歯科医師のタイプも色々なので1日の患者さんを診療するタイプも異なるそうです。

 

Tier1
1日治療患者数:50名~60名 Gold Crown Fee:3~4万円

 

Tier2
1日治療患者数:30~40名 Gold Crown Fee:5~6万円

 

Tier3
1日治療患者数:10-20名 Gold Crown Fee:7~8万円

 

Tier4
1日治療患者数:10名前後 Gold Crown Fee:9~10万円

 

時間をかけて丁寧な治療をすればその分良い治療が出来るのでFeeが異なるという考え方です。

 

一方、日本的な考え方ではこのように考えます。

 

「医療はすべての人に平等に同じような均質の医療行為を保険診療の範囲で受けられる」

 

健康保険の理念として素晴らしいのですが、残念ながら社会情勢から無理があるのではないかと思います。

 

また、パク先生はこのようにも言っています。

 

なぜ大部分の歯科医は高い品質に相当する適正な治療費(optimal fee)を受け取ることができないのか?

 

1)恐れ:患者さんの拒絶に対するおそれ

2)財務に対する知識不足

3)平等意識:周辺の歯科たち

 

皆様もご遠慮なくお尋ね下さい。また、適正な歯科治療費について考えて戴くと幸いです。

 

 

この記事は2011/10/15 の私のブログをコピーしたものです。

 

日本歯周病学会歯周病専門医 吉川英樹 拝