歯の痛みとクラウンが脱落したと訴えた患者様の歯の中の状態です。
患者さんの訴えでは、お顔を横にして寝ると何となく痛みを感じて、いつも歯の周りに違和感を感じているということでした。
以前の歯科できちんと虫歯治療ができていない結果、ボロボロと神経・血管の取り残しと細菌の塊が除去されています。神経・血管は細菌のえさになり細菌が異常に増殖して、歯の中は細菌の巣になっているのが解ります。
顕微鏡なしに脳外科、心臓外科のオペをしないように歯科医も虫歯治療には顕微鏡は治療に不可欠なものです。
日本歯周病学会歯周病専門医 吉川英樹 拝