先日、初めて来院された若い女性の歯は真っ白です。

 

プロ野球選手のSさん、Kさんなども真っ白な歯が印象的で野球選手とすれば素晴らしい成績を残し尊敬出来ますが歯に関して言えばどうもおかしいです。(Sさん、Kさんすみません)

 

第一に歯の美しさというものは、ただ白ければいいってものじゃない。透明感がまるでなく只々白いだけで光が透過しないのでペンキで真っ白に歯を塗りたくったようです。

 

最近、大理石模様のビニールタイルを見かけますがなぜか違和感を感じます。ビニールはいくら模様を描いても大理石にはなりません。大理石石模様がボンドで波打ちむなしく感じるのは私だけでしょうか。

 

歯の白さ、美しさもこれと同様に白さを模倣しても偽物は所詮、偽物なので本物ではありません。

 

この女性の歯は白いのはまだ許せますが、クラウンの適合が悪くオーバーハングしてなおかつ歯肉を圧迫して装着されているので歯肉炎を起こしています。このようなクラウンにより口臭もするかも知れません。

 

このような症例は枚挙にいとまがなく、「間違いだらけの歯科医療」が行われていることは患者さんにとっては本当に気の毒としか言いようがありません。

 

今後も研鑽を積み、私たちの医院ではこのようなことがないようにいたします。