23歳の若者が「歯が黒くなって虫歯かも知れない」という訴えで来院されました。

2週間前からものがはさまりやすく感じとそうで、早速、拝見すると2mm程度の穴が開いていました。

若い人の虫歯は進行が早いと言われています。私も経験的にそう感じています。

麻酔をしラバーダムを装着しコンポジットレジン充填をすることにしました。

メタルインレーをするとそのものを保持するための形態が必要になり大きく削らなければならないのでこのような場合

コンポジットレジン充填が有利です。

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写真のようにメタルインレーは左のように大きく削らなければならないところですがダイレクトボンディングによるコンポジットレジン充填では右のように最小限の削除だけで充填できます。

Leica Picture

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術中に唾液が侵入すると一巻の終わりなのでラバーダムは必須です。

 

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プラスチックの隔壁を固定するためにゴムのウェッジを入れぴったりと充填する部屋を作ります。

この技術はマイクロスコープがないと見えないので肉眼では無理な治療法です。

過不足なく接着がよく出来たコンポジットレジン充填が完成しました。

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T君、神経が露出しなくて良かったですね。

このように虫歯にならないためには歯間ブラシ、デンタルフロスが何より必要です。

日本歯周病学会歯周病専門医 吉川英樹 拝