上のビデオをご覧下さい。根の中から白いセメントが除去されるのが解ります。直径1.5mmの筒状の穴の中の壁にこびりつている、このセメントは顕微鏡を使わないと絶対に除去できません。セメントが残っていては、差し歯を接着しようしても無理だと思います。
今までのような技工士が作るメタルのコアでは根管に感染が起こり治療が失敗に終わります。その理由はメタルコアを作り歯に装着する数日間は完全に封鎖出来ないので細菌感染が歯の中におこるからです。今後はファイバーポストによるダイレクトボンディングの土台、コアが主流になりますがこの方法は顕微鏡・マイクロスコープがないと無理でしょう。
日本歯周病学会歯周病専門医 吉川英樹 拝